追憶 :KUWAHARA 例年に無い猛暑のためか彼岸花が漸くに花茎を伸ばしだしている。かって、彼岸花の咲く濠に沿って、あのユーミンの…経(ふ)る時…のフェアモントホテルのティールームに立ち寄るのが定番だった。いま老いの手にする古い写真一葉…追憶に満ちて…彼岸花の先、濠に突き出している朽ちはてた桟橋とも思われる不思議な構造物にポイントを絞ったことを、懐かしく想いおこしている。