鳥のように自由にありたい…Free as a bird

桑原特許事務所 - 鳥のように自由にありたい…Free as a bird
  • 過去の日記を見る  1 of 6
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • >

連休 :KUWAHARA

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

連休のさなか、ふるさとから山菜の第二弾がとどいた。
雪解け一番の、蕗の薹やコゴミ、カタクリなどの山菜にかわって、ウド、コゴミ、アケビの芽、タラの芽など満載の宅配便である。

皮むきを手伝っていると、独特の春の匂いがする。
その匂いから、遠い日の山菜採りが思い起こされる。滑り落ちそうな急峻な崖をへずり、僅かな小枝に身体をあずけ、微妙なバランスをとりながら、目一杯に手をのばし、群れて緑なすウドの根株にすばやく鎌を差し入れる。

あのころは、野生の動物と同じくらいに俊敏だった。遠くにあるウドを瞬時にウドと認識できた。さえずる小鳥、そよぐ風、ほとばしる水、すべてに調和していた。

もう、遠いむかしのことだけれど、きょうのウドのきんぴらが、とても、美味しい。