鳥のように自由にありたい…Free as a bird

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良心 桑原特許事務所

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                                                                                             Nikkor-s   55mm  f1.2

フィルムの時代、写真家にとって、レンズは生命線であり、全財産でもあった。

レンズマウントの変更は、貧しい写真家にとっては致命的な打撃、構築した一群の使用レンズの再構築に数年を要することが多かった。

デイビット・ダンカンによってもたらされたとも称されるニコン神話、それは、また、一貫してFマウントに固執し続けたニコン技術陣のコンセプトによって増幅され続けて来たようにも感じられる。

「マディソン郡の橋」のカメラマン、ロバート・キンケイドが手にするニコンF、カメラマンの手には当然ニコン、そうした感覚の時代があった。

そして、デジタルへの移行、ニコンのFマウントではフルサイズに適応し難いことはニコン愛好家の間でも常識、Fマウントの変更もやむなしと受け止められていた。

にもかかわらず、ニコンはニコン愛好家の保有する膨大なニッコールレンズの死蔵を潔しとせず、Fマウントに固執し続け、デジタル移行に大幅に遅れをとってしまった。手元にあるニッコールレンズ群、複雑な心境で、このニコンの良心を思うことがある。