八月も晦日、季語として用いられる「八月」には、独特の思いが込められるような気がする。
時代とともに、季語のもつ意味合いは変化してゆくのでしょうが、まだ、昭和の世代の多いなか、「八月」には、激しい躍動とともに、盂蘭盆、終戦、ヒロシマ、ナガサキなどの多くの思いが託されることが多い。
ちょうど、炎昼の未の刻に咲きそろうヒツジ草（睡蓮）は、そんな八月に相応しい花、グッバイ 八月 である。