惜春 :KUWAHARA 春たけて、行く春を惜しむ、そんな、季節の分かれ目、大地をわってネマガリダケが一斉に芽を伸ばす。 夕刻、ふるさとから、晩春を告げる山菜便がとどいた。 山菜は、時間が勝負、さっそく、茹であげ、下ごしらえを施し、夕餉の分を除いて、冷蔵庫に始末する。 タケノコの味噌汁と、アケビの芽、なんとなく、元気をいただくような気がする。 先週に続けての、ふるさと便、有り難きかな、ふるさとである。