富士の山 :KUWAHARA 誰もが知る富士山は、どこから撮っても富士山と認識できる。そして、それなりに感動を与える。所属していた写真団体では、富士山が写っているだけで選考から外されてしまっていた。それは、富士山に頼らないで写真としての完成度を図れと云うことのようであった。それに対して、登山に際して予期しない富士山の望見は、そうした、写真としての約束以上に、独特の感動を与えてくれる。それは、写真としてではなく、登山をする者に対する一種ご褒美のような感動なんだと思う。 Category: フォトライフ