鳥のように自由にありたい…Free as a bird

桑原特許事務所 - 鳥のように自由にありたい…Free as a bird

終着駅 :KUWAHARA

1604333432_160[1]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


それは まだ 青春を謳歌できた時代

送られてきた一通の切符 

八個目の無人駅におりたった

そこには 一軒のホテルのみ

貌の無いドアマン
貌の無いベルボーイ

夜景を見ながら 珈琲啜っていると
「お口にあいましたでしょうか?」
貌の無いシェフ

戻ったルーム ブーケに一通のメッセージ

「バー 最上階のいちばん奥、窓際シート予約してあります。」
細く 流れるように書かれている

激務に翻弄されて
それも もう 遠い日々の記憶

終着駅 列車は あまたの引込線のただなかに ひっそりと ただ ひっそりと眠りついていた。

Your email address will not be published. Required fields are marked *

*

コメント末尾に画像を含めることが可能です。(JPEG only)