最近、一段と、おつむが軽くなった。軽くなった分、行動意欲が亢進するらしい。
目下の思案は、「山行」
さて、いま、この体力に似合った山行って、あちこちの山に思いを馳せてはみるものの、いずれも、帯に短し、襷に長し…ここぞと、候補をしぼってみれば、コースが、とっくに廃道になっていたり、宿泊位置の山小屋が廃業していたりと、ながらく、「やまや」を自認していたにもかかわらず、すっかり、化石的存在であることを自覚させられる。そう自覚しても、なお、山行の企画を中断する予定はない。
先週末、あたふたして観にゆく予定だった写真展、観にゆけないでいたら、その知人と会う日が明後日に迫って、取り敢えず、上野の都美術館にむかう。
これも、最近の、軽くなった「おつむ」のなせるわざ、さしたる抵抗もなく、恥もなく、そく、行動にうつる。
そく、行動にうつるんだけれど、どうにも、せつな的な衝動、忸怩たる思いはいなめない。
そうして思う…老いとともに、軽くなるおつむ、おつむの軽さと行動意欲の亢進とは、きっちりと、正比例しているらしく、これからは、こころして、相応の緩衝思考に腐心せねばと思う。
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