Carl Zeiss Jena?? Tessar? 50mm f:2.8
かって、カールツァイスは、光学機器の最先端に君臨していた。そのためか、ドイツの敗戦に際して、米ソは競うようにカールツァイス社の技術と技術者の確保に奔走し、西ドイツと東ドイツとに、カールツァイスは分断されてしまった。
今回の試写レンズは、戦後まもないころ、世界最初のペンタプリズム式一眼レフカメラ Contax Sに装着されていたTessarで、愛用していたContax Sの横走りシャッター幕がすり減ったため、M42マウントのアサヒペンタックスSPⅡを急遽、買い求め、これに装着し、用い続けたものである。?
日本の中古カメラ業界において、なぜか、戦後のカールツアイスイェーナは、ほとんど価値が認められておらず、とても、安価に手にいれることができたのだが、これが、予想以上の使い勝手で、山などに携行する機会が多かった。
雨降りの午前中、製造されてから60年以上は経つであろうM42マウントのTessarを8.0まで絞り込んで室内で撮ってみた。
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