生きとし生けるものすべて
精霊に満ち
それぞれに
神々の時空に存在する
歴史に残る
信仰の数々
いつとはなく
ひとは
精霊を
言霊を忘れ
信仰という
ひとの織りなす枷につながり
枷の時空を生きてきた
そして
ひとは
いま
科学という
信仰のうちに
言霊を
精霊を
個の認識から捨て去ってしまった
草木は芽吹き
小鳥はさえずり
風吹きぬける丘に
満ちあふれる
精霊
わたしは
私の言霊を
わたしに
わたしと云う私に
ひとり呟こう
Category: つれづれの記: 桑原