栃の花が終わり新緑が日に日に濃さをましゆくころ、小鳥たちの巣立ちが始まる。繁りゆく若葉に隠れるように巣立った雛が一段と姦しさをます。巣を離れてしまった雛は、その独特の鳴き声で自らの所在を親に告げなければ、餌を貰うことができない。その姦しさには、自らの生存がかかっている。郷里からいただいた根曲がり竹の皮剥きをしていた窓辺の騒々しさに、つと窓をあけたら、ヤマモモの樹間にシジュウカラとスズメの雛がいた。
Category: つれづれの記: 桑原
栃の花が終わり新緑が日に日に濃さをましゆくころ、小鳥たちの巣立ちが始まる。繁りゆく若葉に隠れるように巣立った雛が一段と姦しさをます。巣を離れてしまった雛は、その独特の鳴き声で自らの所在を親に告げなければ、餌を貰うことができない。その姦しさには、自らの生存がかかっている。郷里からいただいた根曲がり竹の皮剥きをしていた窓辺の騒々しさに、つと窓をあけたら、ヤマモモの樹間にシジュウカラとスズメの雛がいた。
山口 says:
ご無沙汰です。
私も遥か昔の学生時代に写真を齧っていましたが、デジタルになって写真文化が変わった様に思います。どんどん撮って消していく?
方向としては森山大道さんが良かったです。
昔はフィルムが勿体なくてバシバシとシャッターは切れなかったです。
最近、双眼鏡を手に自転車。折り畳み自転車を購入して目的地まで車で行き、辺りを自転車という次第です。
:KUWAHARA says:
山口様
コメントありがとうございます。
森山大道氏、懐かしい響きです。
激しいコントラストのモノクロームで表現される街中のスナップ…表現に行き詰まり、あれこれ模索していたころ、強烈な衝撃を受けました。
フィルムの時代…一枚一枚に込める想いがあり、いまより、撮る熱量があったような気がします。
自動車と自転車の組み合わせ…撮影行には最高、ストレス無く最適のスポットでの撮影、素晴らしいです。