鳥のように自由にありたい…Free as a bird

桑原特許事務所 - 鳥のように自由にありたい…Free as a bird

オールドレンズ :KUWAHARA

写真11

試し撮り:ニッコール50mm/1.2

OLYMPUS OM-Dの標準装備のレンズは軽量、手軽な反面、F値が、3.56.3とかなり暗い。そこで、使い勝手の良いF値のレンズをと店頭をのぞいてみたら、レンズキットのボディよりも値段がはっていた。

レンズだけ高額ってのも、なんか、しっくりしない。でも、使い勝手からは、やはり、ある程度のF値は欲しいところである。

実のところ、デジタルになってから、カメラにもレンズにも興味をなくしていた。緻密なメカから、単純な家電製品に、マニアルでのピンあわせなど夢のまた夢のようなお粗末なレンズ、へたに設定変更などをしたら、収拾のつかない状態に、そんなわけで、かってのように自前の操作系にすることもなく、初期状態で、なるべく、シャッターを押すだけの簡単操作と、すっかり、カメラ操作に関心を喪っていた。

きょう帰宅の車中で、ふっと、むかしの、ピンあわせを思い出した。
露出計を持ち歩いて、おりおりの、露出の感を磨く。ピン幅を念頭に使用レンズの画角と絞り値とのイメージ訓練をする。そうして、始終、ピンあわせの訓練をする。

週末、撮る対象にあわせて、レンズをザックにつめこみながら、対象物をイメージ、家をでる。これから、大仕事でもするように、気分が高揚した。あれは、あながち、若さだけではなかったように思う。

ふっと、タムロンの90mm/2.5が脳裏をよぎった。あのマクロレンズの使い勝手は良かった。良かったので、ニコンボディとミノルタボディに取っ替え、ひっかえ、使っていた記憶が蘇った。

そこで、新宿のカメラ量販店にたちよって、レンズマウントアダプターのコーナーによったら、なんと、多種多様のマウントアダプターが並んでいる。早速、M42、ロッコールMD/MC、ニコンF、ソニーαマウントの各アダプターを買い求めて帰宅した。

すべてが、マニアル操作になるものの、なんとなく、むかしのレトロなカメラ操作気分にひたれる。暗い室内灯のしたで、さっそく、各種レンズを装着してみた。いずれも、しっくりする。特に、マニアル操作系のレンズ群の鏡胴操作はなめらかである。ひさしぶりにピンあわせ操作を楽しんでみた。

カメラ011