こちらに引っ越して、広い耕作地が梨畑でうめられていて驚かされていたのだが、昨今、急激に、梨畑が宅地となって、緑に覆われていた丘に人家が密集するようになってきた。
相続税対策やら、梨栽培農家の老齢化によるもののようであるが、手間の比較的かからない梅畑が、かろうじて残されている。
そんな梅畑も、やがて、消失してゆく懸念があり、なんとか、今のうちに記録に残そうかと、今春、主立った梅畑をまわってみた。現場をまわって、やはり、一番に懸念されたのが、畑の手入れである。
老齢化と後継者不足は、梨と大差無いのかもしれない。
そんなわけで、個性的な梅畑が消失し、いずこも、似たような現況の写真になってしまった。